【小森さじ】ゆとり世代のビートルズ論7『All My Loving現代文』
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「下線部(ウ)あるが、どういうことか。説明しなさい。」
学生なら年間を通して何遍もエンカウントする文章。謎の威圧感を誇る文体。
またお前か、下線部。
下線部(ウ)どこやねん。黒字の論説文に黒字の下線じゃ探しづらいから、ピンクの蛍光ペンとかで引いてくれ。そういえば社会人になってから出会ったことがない、この独特の問題文。
☆ 祝『Abbey Road』 50年ぶりの全英アルバムチャート1位 ☆
世界一有名な横断歩道といえば、おそらくアビーロードと答える人が多いのではないでしょうか。タイムズスクエアやスクランブル交差点のような人と場所の結節点なら分かるけれども、世界中の人になんとなく知られている普通の横断歩道って存在が面白い。ビートルズを聴いたことがない人でもアビーロードの横断歩道の写真だけは何故か知っている、「横断歩道が一人歩きしている」状態。
突然ですが、私はビートルズが大好きです。
20代女で、かつバンドなど音楽活動をやっていないにしては珍しい、と言われます。でも、とても好きです。
新卒の頃、深夜1時に仕事が終わってフラフラの状態で近所の渋いバーに一人押しかけ、「ハリウッドボウルライブのVHS流して下さい」と言っていた程度には好きです。カッコつけてマティーニを頼んだけど、酒なんてなんでも良かった。ビートルズの映像さえあればいくらでも酔えました。
(どんな22歳港区OLだよ。東京カレンダーも泣くわ)