【鈴森ゆみ】星5つの映画と心に残ったセリフ24『ルビー・スパークス』
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これは僕の、あり得ないような真実の物語だ
19歳で作家としてデビューし、世間から天才だと持て囃されたカルヴィンは、その後スランプに陥り精神的にも疲弊していく。
だが、夢に現れた女性をヒロインに小説を書き始めると、筆が止まらなくなる。
女性の設定(妄想)を突き詰めて、どんどん頭の中で出来上がっていくヒロイン=ルビー・スパークス。
カルヴィンの理想をそのまま投影した女性は、彼の頭を飛び出し、目の前に現れる…。
自分の妄想が現実として出てくる…という、なんとも夢のような設定。
これはさぞかし幸せな毎日が待っているのだろうと思いきや
付き合ってみると魅力的だと思っていた部分が欠点に見えてしまったり、でもその欠点がなければ物足りなくなったり。
理想の人物っていうのは自分の都合よく動いてくれる人。
それは結局相手ではなく自分を見ているだけで、相手と関係を築き上げていく“恋愛“ではないんだなぁ、と見終わった後色々考え込んでしまいます。
ルビーが魅力的で可愛い!あとジャケットの写真がすごく好きです。
調べてみると、監督は「リトル・ミス・サンシャイン」のジョナサン・デイトン&バレリー・ファリスでした。
バトル・オブ・ザ・セクシーズも見てみたい。