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『みなさん、さようなら』




 おっさんずラブにハマってた時、「はるたん可愛いはるたん可愛い」と連呼していたら、  
「やばいくらいに怖い田中圭もいいよ」と言われて見たのがこの映画でした。    

田中圭のゲス役みたい!という動機からでしたが、途中から物語に引き込まれて感情ぐちゃぐちゃに。  


1981年.団地内にある小学校を卒業した107名。

 次々に新しいステージに進み、団地を離れていく仲間を見送りながら、  決して団地の外に出ていかない主人公・悟(濱田岳)。    

僕は一生、団地の中だけで生きていく

悟は果たして団地の中だけで本当に一生を終えることができるのか!?  
という話でもないんですが笑    

前半と後半でキャラクターに関する見方がガラッと変わります。  
最初はアメリっぽい、不思議なキャラクター設定なのかと思っていたら、後半であぁ、そういう事か…と、気にとめる程大きくはなかった微かな違和感がスッと落としこまれる感じが素晴らしかったです。



人間が信じられなくなったり怖くなったり、でもやっぱり愛おしくなったり  
決して楽しいばかりの話ではないけど、これからの希望に溢れた、とても優しいお話です。