【鈴森ゆみ】星5つの映画と心に残ったセリフ2『ギフト』

見た映画の中で「個人的に大満足！」と感じた作品をピックアップします。
解釈違いもあるかと思いますが、ご容赦下さい。
必ず一つ心に残った台詞を書く。という縛りを付けた為に、ある程度のネタバレもあります。
読む際はご注意下さい。

皆さんはスピリチュアルな経験ってした事がありますか？

私は今までの人生で、まっっったくありません！

でも私の祖母は力があるらしく、

作った絵を団地の皆に配ったら「病気が直った」「必ず夜になると響くノック音がしなくなった」などと評判になり、お礼にと色んなお菓子を貰ったんだけれど、ばあちゃん一人じゃ食べきれないから食べにおいでー。と祖母から電話かかってきた事はあります。
昭和6年6月6日生まれ凄い。

『ギフト』

ケイト・ブランシェット

東芝デジタルフロンティア

2001-12-21

　　　　「この力は、天から授かったもの。だから恐れてはいけないと、祖母がいいました。

　　　　　感じたままを信じればいいのだと」

田舎町で小さな子供3人と暮らしているアニー。亡くなった夫の事が忘れられず、悲しみに暮れる未亡人。

そんなアニーには、カードを使って人の運命を見通す“ギフト”があります。

台詞から見て分かる通り、アニーはその力を世の為人の為に使おうとしているのですが、訪ねてくる人はやっかいな人ばかり。こいつは嘘つきの魔女だ！と初っ端から罵倒してくる人なんかもいて大変そう。

そんな中、旦那のDVで苦しむ女性を占っていた事から、アニーはトラブルに巻き込まれていきます。更に街で発生した失踪事件が複雑に絡みあい…
ちょっぴりホラーテイストですが、ミステリーもあり、人間ドラマもあり。

重要人物として「青いダイアモンドが見える」と繰り返すバディーという青年が出てくるのですが、彼の人生が…切なくて切なくて

。

与えられた“ギフト”は当人にとっては厄介なものかもしれないけれど、正しい使い方をすれば誰かの救いになる。そんな事を思いました。