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放送作家とは、もともとテレビやラジオなどの媒体で企画を立てたり、台本を書いたりする職業のことでした。
しかし、最近ではメディアも多様化しており、放送作家も新しいメディアの形態に適応することが求められています。
いま特に注目を集めているのがYouTubeチャンネルの放送作家です。

放送作家はYouTubeにも適応しなければならない

YouTubeという市場が大規模化していくにつれ、その制作フローも組織化され、システマティックに変化していきました。
それに伴って、YouTubeの世界にも企画、台本などのプロが必要とされることが増えてきたのです。

YouTubeに従来の放送作家はいらない

弊社所属のメンバーにも、YouTubeで仕事をしている放送作家が数名います。
しかし、彼らの働き方は、これまで放送作家がテレビやラジオの世界で行ってきたようなものと少し違います。
具体的には以下のような点です

<企画を立てる>

このプロセスは従来と同様です。テレビの世界でも放送作家が企画を考え、ディレクターやプロデューサーにプレゼンします。
ただし、YouTubeの場合、配信頻度が週3~7回などテレビと比べて高頻度のものが多いです。
また、一本の動画の尺が10分前後におさまることが多いので、従来の企画と比べて瞬発力の高いものを大量生産していくという点では、従来のメディアになかったスタイルといえるでしょう。

<撮影、編集にも関わる>

これは、プロジェクトによって異なるため一概には言えません。
しかし、YouTubeの場合、テレビと比べて少数精鋭のチームで運用するケースが多く、放送作家が現場での演出や、撮影後の編集にも協力する場合があります。
実際に弊社の過去の実績でも、放送作家がディレクターや編集を兼任してきた事例があります。
「放送作家は台本を仕上げて終わり」ではなくコンテンツ作りの全体に渡って関与するのはYouTubeならではといえるでしょう。

<数字がダイレクトに返ってくる>

もちろん、テレビやラジオの世界でも視聴率や聴取率といった数字が評価として突きつけられます。
しかし、YouTubeの評価は、よりスピーディで細かく、個人で手軽にアクセスすることができます。
例えば、以下のような指標です。
  • チャンネル登録者の増減
  • 再生回数
  • 視聴維持率
  • 高評価
など、様々な角度から視聴者の評価を受けます。
 
ここにおいても放送作家は「台本を作って終わり」ではなく数字を分析し、何がよかったのか、何が悪かったのかを考え、次の企画に活かします。
場合によっては、動画のサムネイルやタイトルについてもアイデアを出すこともあります。

まとめ

いかがだったでしょうか。
この内容が、チャンネルを運営していて「放送作家を雇いたい」と考えている方や、いずれ「YouTubeの世界で仕事をしたいと考えている」放送作家の方にとって、少しでもお役に立てばと思います。
特に、公式チャンネルや、番組としての体裁をとったYouTubeチャンネルを始めたいという方は放送作家とともにコンテンツを作った方が、より円滑にクオリティの高いものを作れるかもしれません。

弊社にもYouTubeコンテンツ制作のプロと呼べる放送作家が多数所属しています。
相談は無料です。お気軽にお問い合わせください。